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転職2026-09-29

客先常駐を辞めたいとき、社内SEに移る前に確かめたい3つのこと

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客先のフロアで、自分の会社の人がひとりもいない。指示を出すのは客先の人で、評価するのは会ったこともない自社の上司。それで「辞めたい」と思うのは、甘えじゃないと私は思います。

ぜんぜん普通の感覚です。

ただ、辞める前に3つだけ確かめてほしいことがあります。10分で済みます。今の働き方が国の基準から見ておかしくないか、社内SEに移れば本当にその悩みが消えるか、転職サービスの対象に自分が入るか、の3つです。

私は大手の会社にSEとして入り、その仕事がすごく苦手で、しんどくて、最後はコンサルに転職しました。社内SEは選んでいません。

だからこそ、社内SEを「楽園」のようには書かないつもりです。

1. 客先の人から直接指示されていないか

客先常駐は、契約の形でいうと「派遣」か「請負(業務委託)」のどちらかです。契約書に請負と書いてあるなら、国の基準では、働く人への作業のやり方の指示は、雇っている自分の会社が出すことになっています。

厚生労働省の告示(いわゆる37号告示)は、請負として認められる条件の最初に、こう書いています。

労働者に対する業務の遂行方法に関する指示その他の管理を自ら行うこと。

始業と終業の時刻、残業の指示、席や担当の決定も、同じように「自ら行う」ことが条件です。

ここは大事です。

つまり、請負の契約なのに客先の人から毎日細かく指示され、残業も客先に決められているなら、あなたが「なんだかおかしい」と感じているのは、たぶん正しい感覚です。派遣なら話は変わります。契約が派遣なら客先の指示は問題ないので、まず自分の契約がどちらかを会社に聞いてみてください。

おかしいと思ったときの相談先は、各都道府県の労働局です。厚生労働省が「労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド」を出しています。

2. 社内SEに移れば、その悩みは消えるか

転職の理由でいちばん多いのは「給与が低い・昇給が見込めない」で36.6%、次が「労働時間に不満」で26.3%です(doda転職理由ランキング2025年版)。客先常駐のしんどさも、たいていはこのどちらかか、「どこに属しているかわからない」感じに行きつくと思うんですよね。現場だけころころ変わって、給料は変わらない。これ、地味にこたえます。

社内SEに移って消えやすい悩みと、そうでもない悩みを分けてみました。ぜんぶは消えません。

客先常駐の悩み社内SEに移ると
自分の会社の人がいない・帰属感がない消えやすい。毎日同じ会社の人と働く
現場がころころ変わる消えやすい。担当するシステムが決まる
最新の技術に触れたい逆に減ることがある。保守と調整が中心の会社も多い
給料を上げたい会社しだい。社内SEだから上がるわけではない
雑用をしたくない増えることがある。PCの設定や問い合わせ対応も仕事になる

「社内SE 後悔」「社内SE やめとけ」で調べる人が多いのは、下の3行のずれがあるからだと思います。客先常駐の何がしんどいのかを1行で言えるなら、それが上の2行に入るかどうかで、社内SEが向いているかがだいたい分かります。

3. 転職サービスの対象に入るか

社内SEに絞って探すなら、社内SEに特化した転職サービスがあります。そのひとつが「社内SE転職ナビ」です。運営会社の発表では、2016年に始まり、社内SE・情報システム部門・DXの人材に特化していて、転職相談の実績は5万名を超えています。

ひとつ注意です。先に書いておくと、このブログがこのサービスを紹介して受け取る報酬の条件では、エンジニア未経験の人と45歳以上の人は対象外になっています。エンジニアとして働いた経験があって、44歳までの人向けだと考えてください。

逆に、使わなくていい人もいます。

  • 今の会社に「現場を変えたい」と頼めば通りそうな人。転職より手間が少ない
  • 最新の技術で開発を続けたい人。社内SEより、自社開発の会社のほうが合うかもしれない
  • まず契約や残業の扱いがおかしいのを正したい人。先に労働局への相談を考える

辞めると決めたら

期間の定めのない雇用(いわゆる正社員)なら、民法では、辞めると申し入れてから2週間で雇用が終わります(民法627条)。会社の就業規則に「1か月前」などと書いてあることも多いので、揉めたくなければそちらに合わせるのが無難です。

体調を崩しているなら、話は別です。転職より先に休むことを考えてください。厚生労働省の「こころの耳」に、働く人の相談窓口がまとまっています。

私ならこうする

私が客先常駐で辞めたいと思ったら、まず契約が派遣か請負かを会社に聞きます。請負なのに客先から指示されているなら、それは自分の問題ではなく仕組みの問題なので、転職の理由として胸を張っていいと思います。

そのうえで、しんどさの正体が「帰属感」か「現場が変わること」なら、社内SEを本気で考えます。「技術」や「給料」なら、社内SE以外も並べて比べます。

最後に質問です。あなたの客先常駐のしんどさを1行で言うと、何になりますか。

出典:

筆

元SEの転職ノートの中の人。大手の会社にSEとして就職しましたが、仕事がすごく苦手でしんどく、コンサルに転職しました。
このブログでは、転職・資格・ITの勉強について、調べたことと自分の体験を雑記ログとして書いています。専門家ではないので、制度や締切は必ず公式の案内で確かめてください。

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