転職エージェントは使わない方がいい?お金の流れを知ると、使う人と使わない人がはっきりする
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仕事がしんどい。給料も上がらない。辞めたい気持ちはあるのに、平日の夜はぐったりで、求人を探す元気が残っていない。
そんなとき、頼れそうに見えるのが転職エージェントなんですよね。で、調べてみると「使うな」「途中で見捨てられた」って声がたくさん出てくる。疲れているときにこれを見ると、けっこう不安になります。
私も大手のSEの仕事がすごく苦手で、しんどくて、最後はコンサルに転職した側です。なので、先に結論だけ。使う・使わないの前に、お金がどこから出ているかを知っておくのがいちばん大事だと思っています。それが分かると、悪く言われる理由も、うまく使うコツも、だいたい説明がつくんです。
お金を払っているのは、採用する会社
転職エージェントは、法律上は「有料職業紹介事業」です。職業安定法で、紹介会社が仕事を探す人から取れる手数料は、ごく一部の場合に限られています。
厚生労働省の業務運営要領を読むと、仕事を探す人から手数料を取れるのは、芸能家やモデルなど一部の職業と、紹介された仕事の年収が700万円を超える経営管理者・科学技術者・熟練技能者の場合などに限られています。
ふつうのSEやIT職の転職なら、私たちは無料で、紹介料は採用する会社が払う、と考えて大丈夫です。
「見捨てられる」と言われる理由
お金を払うのが会社なら、紹介会社にとって大事なのは「採用が決まること」です。そう考えると、次のようなことが起きやすいのも不思議ではありません。
- 決まりやすい求人を多めに勧められる
- 希望の条件が厳しいと、連絡が減る
- 転職の時期を急かされるように感じる
担当者が悪い人だから、とは限りません。仕組みがそうなっている、というだけなんですよね。連絡が減っても、あなたの価値が低いという意味ではないです。仕組みを知っていれば、勧められた求人を「決まりやすいからかも」と一歩引いて見られます。
使わなくていい人
次のどれかに当てはまるなら、無理に使わなくていいと思います。
- 行きたい会社がもう決まっている。会社のサイトから直接応募できる
- 急いでいない。自分のペースで求人を見比べたい
- 連絡や面談の予定を人に合わせるのが負担
使うといい人
逆に、こういう人には向いていると思います。
- 今の仕事を続けながら探していて、求人を探す時間も気力もない
- 年収や入社日の交渉を、代わりにしてほしい。給料が理由で転職する人ほど、ここは大きいと思います(ただ、上がるかどうかは求人と交渉しだいです)
- 社内SEだけ、コンサルだけ、のように業界を絞っていて、その業界の求人を知りたい
紹介会社を国のサイトで確かめる
使うと決めたら、登録の前に1つだけ確かめてほしいことがあります。
厚生労働省の「人材サービス総合サイト」では、紹介会社の名前から、国の許可を受けているかを検索できます。詳しい検索では、職種ごとの手数料の実績率や離職率も見られます。
許可番号が見つからない会社は使わない。これだけで、少なくとも国の許可を受けていないところは避けられます。
業界を絞るなら、特化型もある
業界を絞る人向けに、特化型のサービスもあります。たとえば社内SEに絞るなら「社内SE転職ナビ」があります。運営会社の発表では、2016年に始まり、社内SE・情報システム部門・DXの人材に特化していて、転職相談の実績は5万名を超えています。
先に書いておくと、このブログがこのサービスを紹介して受け取る報酬の条件では、エンジニア未経験の人と45歳以上の人は対象外です。エンジニアとして働いた経験があり、44歳までの人向けと考えてください。
私ならこうする
私が次に転職するなら、エージェントは1〜2社だけにして、行きたい会社には自分でも直接応募します。勧められた求人は、「自分の条件に合うか」と「決まりやすいから勧められていないか」の両方で見ます。
そして登録の前に、人材サービス総合サイトで許可があるかを確かめます。5分で終わります。
あなたが転職エージェントに求めるのは、求人の紹介ですか、それとも交渉の代わりですか。
出典:
- 厚生労働省 職業紹介事業の業務運営要領 第6手数料(2026年9月29日に確認)
- 厚生労働省 人材サービス総合サイト 職業紹介事業所の検索(2026年9月29日に確認)
- アイムファクトリー 社内SE転職ナビ プレスリリース(2026年4月)